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ぼくらの出産準備リスト(その2:ドーナツクッション) [ぼくらの出産準備リスト]

その1の最後でも触れたけど、マタニティからママへの進化の過程で、彼女たちは痔になることがある。痔にならなくても、もっと痛いところに傷を負っている場合が多い。

会陰切開。聞いたことがあるだろうか。
赤ちゃんは、小さい手に小さい足、すべてにおいてミニサイズの愛くるしいナマモノだけど、頭はそれなりにデカイ。フルーツにたとえるなら、手はイチゴなのに、頭は大きめのグレープフルーツぐらいある。だから、生まれた拍子に出口が裂けちゃう場合がある。いちど裂けてしまうと、縫い合わせてもくっつきにくいので、あらかじめ裂けないようにハサミでちょきんと切る。これが会陰切開だ。
これだけ聞くと、ありえないぐらい痛そうだ。僕らがトイレでチャックに皮の一部を引っかけた場合の何倍痛いのか、想像もできない。でも、生身をハサミで切る痛みなど陣痛の痛みに比べれば「屁」みたいなものらしい。それほど陣痛は痛いということか…すさまじいなぁ。

もちろん、産んだ後は縫うのだが、こっちは痛いらしい。だから、切るときと縫うときには、できたら麻酔をタップリ打ってもらうようにお願いしておこう(詳しくはバースプランの回に書く予定)。
さて、そんなこんなでママになった彼女たちは、そんなこんなで股間が痛む可能性が高い。痛みがひどいと寝られない時もあるし、動くだけでも痛いという。そしたら当然のようにイライラするし、ブルーにもなる。

そんな状態、絶対よろしくない。

そこで、せめて座るのを楽にしようというグッズが、ドーナツクッション。名前の通り、ちょうど痛い部分がポッカリと穴が開いていて、体重がかからないようになっている。だからこれを敷いて座るととても楽なんだそうだ。でも、そんな部分、ちょっと前までは痛くともなんともなかった彼女たちは、なかなか自分ではクッションを買いにくい。恥ずかしいもんね。

だから僕らが用意する。それも、MAX痛いのは出産直後から2週間ぐらいだから、ちゃんと産まれる前に買っておきたい。
彼女が要らないって場合には、自分用に買って、イザというときにそれを貸してあげればいい。相手は子どもの命の恩人だ。それぐらいしたって罰は当たらない。

ちなみにボクが買ったのは、これ。

一見してドーナツクッションだってわからないでしょ?
じつはこれ、かのテンピュール様だったりする。しかも、いつもは普通のクッションとして使えて、イザという時には真ん中を取り外すことができる、2WAYクッション!


ちょっと高いけど、だからこそ彼女たちには買えないものだと思う。


彼女も最初は「ただでさえ色々買うんだから、ムダ使いはよくない。私は要らない。」と言ってたので、ボクは半分ぐらい自分が使うつもりで(つまりオモチャとして)コッソリ買った。けど、いつの間にか重宝されてた。反対してたくせに使うんだから、たぶんとても痛かったんだと思う。

「なんだ。やっぱり要るんじゃん」なんて言わないのが、これまたクールなダンディズムというもので。
ボクの場合、彼女が妹のときに、コッソリとドーナツクッションをオススメしてたことを知って、ひとりでニヤリと満足した。

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