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ぼくらの出産準備リスト(その1:テニスボールとゴルフボール) [ぼくらの出産準備リスト]

出産をロールプレイングゲームにたとえるならば、僕らが守るのは命をかけて戦う勇者と、勇者の中でいっしょに戦っている「ちいさなちいさな勇者」。前線で戦えない僕らは、ちょうど移動式救急箱な僧侶みたいなものだろう。勇者が倒れれば世界が破滅するので、このときばかりはサポートに全力をつくさなければ。

ところがどっこい僕らは魔法が使えないので、回復アイテムを使うことになる。というわけで、準備リストの上位にはリラックスグッズがランクインすることになる。
テニスとかゴルフのボールは、そうしたリラックス用のグッズだったりする。
ボクは「なぜボールが要る?握るのか?」と思っていた。だって、分娩のことなんて知らないんだもん。だもんだもん。
そっか、まずはそのことを書いておこう。


ボクもその時になって初めて知ったんだけど、産まれそうな雰囲気が出てから分娩室に入るまでには、実はかなりの時間がある。テレビだと、「『生まれる!』と叫ぶ→分娩室へ直行→おぎゃぁ」だけど、実際には分娩室に入るのは最後の最後。スンナリとはいかない。つまり、とんでもなく痛い状態が長く続く。

それが、オトコの僕らが知らない痛み …陣痛だ。

陣痛は、(進み方に個人差はあるが)スタート時こそ耐えられるギリギリの痛みが30分間隔でやってくるので油断するが、痛みはだんだん強く、間隔も短くなっていき、ファイナルステージでは正気を失う痛みが数十秒間隔で襲い来る。

その長い時間の多くは、自宅、病室、車内、とにかく分娩室の外で過ごすことになる。だけど、そこではすでに戦いが始まっている。
そこで役に立つのが、ゴルフボールやテニスボールというわけ。

陣痛がきたとき、これでお尻の穴部分を押してやると、なんと痛みが和らぐのだそうだ。実際にボクも、これでグリグリ押した。痛みはずいぶん和らいだようだ。というか、これで押さないとはげしく痛むうえ、「内臓が出てきそう」なんだって(彼女談・無許可掲載)。
押し方と力加減は、勇者様の言う事に従ってほしい。だって、僕らは陣痛を経験できないからわからないんだもん。

ちなみに、痛みの原因のひとつは、痔。しかもイボ痔だ。
妊娠すると、子宮が大きくなって腸や肛門を圧迫するので、痔になりやすい。しかも、出産時には子どもが下がってくるし力も入るので、それまで症状がなくても急性で痔になる場合がある。
だから、出産後は座れないぐらいお尻が痛いママが多数いる。

僕らは僧侶なのだから、そんなことも知っておきたい。そして、痔のことを知っていても知らないフリをして、恥ずかしがり屋の勇者を支えてあげるのが、クールなダンディズムってもんだろう。
知らないわけだから、ボールも「さりげなく」用意しておいて、彼女が痛みはじめたら「そういえば、ボールで押すといいって聞いたよ。お?なぜか手元にある!」という三文芝居をつけながら、「意外に役に立った」雰囲気を演出すると、ほっこりするかも。

単なるテニスボールでは満足できない人は、シャネルとしゃれるのもオツかな。このリンクでは、あと一個だけど。


ゴルフボールなら、金の玉とかが記念になるかも。せっかくだから取っておく用に。


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MATO


いつまでも何かを待ってるだけで未来は変わらんだろjk。今のままの人生に満足してるのか?

ちょっとは行動してみる気、ある?
QOL(Quality of Life)上げたいなら試してみれば
http://844n0ar.nippon.charitie.info/844n0ar/
by MATO (2011-04-03 04:45) 

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